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最近観た映画、恋愛についての話

こんにちは、キリンです。

 

私はギレルモ・デル・トロ監督(パシフィック・リムの人だよ)の作品が好きで、その中に2017年に公開されたシェイプオブウォーターというものがあるんですが久しぶりに観たいな〜となり鑑賞しました。

 

 

はい、面白い!!!

 

 

とは言ってもかなり好き嫌いが別れる作品だと思う(開始数分で主人公が風呂でめちゃくちゃ自慰をする)しそれに派手なアクションだとかそういうものはないので、アクション映画しか見ねぇよ!格闘?銃撃戦?派手な爆発??最高だよなぁ!!!!!みたいな人にはオススメできません。

そういう映画もおもろいけどね!全然関係ねぇけど私の好きな映画の上位3つはマトリックスキルビル南極料理人です、暇なやつは見ろ見ろ見ろ見ろ。

 

話を戻すとまぁシェイプオブウォーターは超簡単にいうと異類婚姻譚+現実なんですね、もう少し言うと喋れない一般人女性と半魚人が徐々に心を通わせていって最後には⋯⋯っていう流れの作品なんです。

まぁまず自分は異類婚姻譚が好きなので(美女と野獣はあんまり好きじゃないんだけどね、美女と美男になってんじゃねぇよ?)まずそこで点が高いのと、この監督はファンタジー感と現実感を調和させるのが物凄く上手くて「疑問=考察」みたいな感じになって自分的にはほぼ全てに納得がいくんですね。

キャラの心情とかに理解出来ねぇ〜っていうものが生まれることはあっても「まぁそういう考えもあるやろなぁ⋯⋯」くらいの範囲で済むのでもしかしたら監督の思想と自分の思想が相性良いだけかもしれんけど⋯⋯。

 

しかもこの監督演出もめちゃウマで色による人物達の状況表現とか、毎日ほぼ同じことをこなして時間に囚われている感じの主人公が半魚人と関わっていくことで以前とは少しずつ変わっていって日々のルーティーンに囚われなくなる=時間からの解放、って感じで気持ちを表現したりとか⋯⋯とにかく演出が良いんですよ!小説とか映像とかとにかく作品は全て深読みしたい!考察卍!って人にはおすすめ出来ますね、えぇ。

 

それでまぁ上の方で異類婚姻譚と書いたので勘の良い人ならもう気付いてると思うんですが主人公と半魚人は関わっていくなかで愛し合って見事結ばれるんですね。

(ラストシーンの解釈がちょっと人によって変わる感じなので確定ではない、自分は無事に2人は結ばれたという解釈をした。)

まぁそれで最後はめでたしめでたし、2人は永遠に愛し合ったらしいよ〜?☺️みたいな感じで締めくくられるんですが、やっぱりどんな恋愛映画を見た時にも毎回思うんですが

 

愛って何!!!!!!!

 

愛とはなんなんですかね、初見さん。

最近周りの人には「恋人欲しいんだよね〜」と公言しています、キリンです、こんにちは。な状態なのですが!

まぁ正直自分が恋愛向きでは無いタイプの人間なので(仲良い人とは性別問わず友達でも距離が近い、嫉妬はウザい、束縛NG、etc⋯⋯)なんというかしばらく恋人は作らんやろなぁ⋯⋯とは言っても恋人が欲しいもんは欲しいですよね!という矛盾を抱えて日々を送っています。

まず心から好きになれる人って友達でも中々居ないというか自分的にはほぼ居ないんですね。

家族の事はなんだかんだ言って好きだし、多分それで行くと現実で1番好き(大切)な人はお母さんということになってしまうのですが、好きと愛はかなり違うし、恋愛感情を家族に向けたことも一切無いので違う話になってしまう。

 

そうまず人を好きにならないんですよね!これを書くと傷つく人がいるかもしれないんですが自分の今までの恋愛経験上本気で恋人を好き!愛してる!ってなったことがなくて、なんというか恋人はあくまで友達より上の存在って感じなんですよ。

親友よりちょっと上くらい、でもまだ家族ではないよね〜くらいの所で。

あと性行為とかもあまり好きではなくて、絶対拒否する!ってことではないけどたまに居る「セックスは肉体的に愛を確かめてるんだよ」みたいなセリフにハァ?となるタイプで、自分的には性行為って欲の発散とか子を作る為のものであって愛を確かめる行為ではないんですよね。(相手の接し方で大切にされているなぁと感じる!とかは分かるけど、そこ以外でも大切にされていると感じろよ)

 

まぁそういうわけなので純粋にお互い愛し合ってるというだけでも難易度が高いのに、上に書いたシェイプオブウォーターみたいに「ハッキリ言葉が通じるわけでもなく、人間同士ですらないけどお互いがしっかり愛しあって、末永く幸せに暮らしたよ!」というようなものを見る度に

えっ、良いなぁ〜羨まし〜

となると同時に、

そんな愛があるか!!!!!

みたいな気持ちになっちゃうんですよね、情緒不安定ってワケ。

これは映画が悪いって訳じゃなくて(むしろシェイプオブウォーターは映画批評的にはかなり評価が高い)ただただ自分の恋愛に対する考えが難しいからなんですね、困ったなぁ。

 

最近考えてて気付いたことなんですが自分は恋人に対して既に家族としての振る舞いを求めていて、イチャイチャとかそういうカップル的なことはあんまり求めてないんですよね。過程をすっ飛ばしちゃってるよ〜!

 

いやもうこれ1回俗に言う燃えるような恋ってやつを体験すれば変わるんじゃないかな!?とも思うんですが、基本ガチ惚れしないので燃えるような恋ができないんですね。

常時とろ火か常温で放置が基本なんですわ、私の恋愛は、おしまいだ。

 

でも1度シェイプオブウォーターのことを考え直すと、2人が結ばれたのって意思疎通がそこまでしっかり図れなかったからなんじゃないか⋯⋯?と思ったりする。

ちょっとズレるかもだけどペットをマジで愛せるのって向こうが日本語喋れないってところが一因としてあると思うんですよ。

無駄な意思疎通はしないというか基本必要最低限、自分がしたいならスキンシップとか態度で表すじゃないですか、それくらいのレベルだから何も考えずにお互い「この人好き!この人好き!」で済むからかなって。

 

はい、ということでね。

ここまでで分かったのは私キリンは異類婚姻譚をしないと真実の愛を見つけられなさそうということですね。

将来飼うつもりでいる猫ちゃんと結婚しちゃおうかナ❗️❓🥳👍🎉🎉🎉

 

ということで「ペット 結婚」で検索をかけたら2人の結婚式に家族であるペットも参加できますよ!というプラン案内みたいなものしかで出てきませんでした。

そもそも日本の法律ではペットと結婚できません、詰みました。

なので将来田舎の方に普通に旅行に行ったら異類と出くわしてしまってそのままナァナァで失踪する形で結婚したいと思います。

 

さようなら。